協会について
はじめに:傷を負った人間としての気づき
当協会は、精神障害者であり社会福祉士でもある発起人の宮﨑達郎が、8年前に修了した講座で抱いた「支援者も被支援者も、同じ傷を負った人間である」という気づきを原点としています。
私たちは人間中心の考え方を超え、すべての「存在(Being)」が等しく尊重される世界を目指しています。制度や立場といった枠組みを超えて、ただそこに在る「存在」同士が響きあう場を創出します。
核心概念:「リカバリー」から「リライヴ」へ
当協会の活動の中心にあるのは、元の状態に戻ることを強いるリカバリー(回復)を超えた、「リライヴ(Relive:生き直し)」という概念です。
傷や脆さを抱えた「いま」「ここ」のまま、不揃いな「ざらつき」や、言葉にならない「沈黙」を「生きている証」として受け入れ、新しく生き直すこと。
この実践は、発起人の宮﨑とパートナーの倫奈の日々の生活にも息づいており、傷を消さないまま自分たちらしくリライヴし合うプロセスを歩んでいます。
やわらかなつながりを支える4つの柱
- 「存在」としての共創 何かをする側/される側といった役割をほどき、すべての「存在」を場をつくる「共創主」として迎えます。
- 気配をわかちあう「弱いつながり」 属性や立場で評価する「まなざし」をほどき、存在が放つ「気配」や「余韻」を大切にします。去りゆく自由も留まる自由も認め、沈黙さえも尊びます。
- 現実との共生(ざらつきの受容) 表面的な共感に留まらず、傷のあるざらついた現実をそのままに、混ざりきらないままともに在る姿勢を大切にします。
- 「すくい手」による循環 特定の誰かが支配するのではない、流動的な支えあいを実現します。流れに気づいた存在が、こぼれ落ちゆく存在をそっと受けとめる「すくい手」となる循環を目指します。
私たちの願い:壊れた楽器のまま奏でる
私たちの理想は、「壊れた楽器のまま飾っておくことではなく、その楽器特有の歪んだ音色や、音とならない息遣いさえも、ひとつの音楽として響きあわせること」です。
不完全さの中で、人間も人間以外の存在も、すべての命が響きあい、ときには不協和音を出しながらも、新しい「生」の合奏を続けていける場をつくりたいと願っています。
AIとの協奏?(2025.1)